第61回日本小児アレルギー学会学術大会
会長 伊藤 浩明 (あいち小児保健医療総合センター)
第61回日本小児アレルギー学会学術大会を、2024年11月2日(土)・3日(日)に開催致します。会場は「名古屋コンベンションホール」で、名古屋駅から「あおなみ線」で2分、「ささしまライブ駅」に直結した極めて交通の便の良いところです。
今回のテーマは「科学に根ざしたアレルギー学:Science Based Allergology」です。
アレルギー疾患は、環境や衣食住といった「体の外」に直接的な原因を持ち、その対策も病院における「治療」に留まらず、生活や社会全体のあり方に直接関係しています。主に「体の中」を扱う狭義の医学から見たら、特殊な疾患とも言えるでしょう。そのため、ここでイメージしているScienceとは、必ずしも医学という領域に留まらず、農学・食品化学・栄養学・環境学・教育学・人文科学など幅広い領域の学問です。よりよい治療法を選択することを目的とした、臨床医学における狭義の「エビデンス」に留まらず、アレルギー疾患を少し外側から考えることで、皆様にとって新しい発見のある学術大会になるよう取り組んでいます。
一方で、医師のみならず、多職種のメディカルスタッフの皆様にも楽しんで頂けるよう、日本小児臨床アレルギー学会ともコラボしたハンズオンセミナーや、サプライズの特別講師を招いた市民公開講座も企画しています。
開催形式は現地参加を中心としながらも、一部の企画はWeb配信とオンデマンド配信を予定しています。また、当日の都合がつかなくても発表できるデジタルポスターを取り入れて、遠方でお忙しい先生でも演題発表できる仕組みを取り入れます。
名古屋メシの伝統(味噌カツ、味噌煮込み、きしめん、ひつまぶし)は不変ですが、ちょっと垢抜けした新しい名古屋を、皆様にお楽しみ頂ければと願っています。